修復

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「修復とは私の知識の源です。」

– ミシェル・パルミジャーニ

インスピレーション源である修復の仕事

ミシェル・パルミジャーニは、現在と未来を描くために過去に立ち返るという芸術的な技をマスターしています。ヴィンテージ時計の修復の専門性で名高い彼は、何百年にもわたるウォッチメイキングの知識を蓄積し、その豊富な歴史的ノウハウを新しい時計の創造に活かしています。パルミジャーニ・フルリエの根底には、ミシェルが独立する以前にサンド・ファミリーのコレクションに施したような、修復という芸術が根づいています。

トンダ エミスフェールの誕生

コレクションの中でもユニークな作品のひとつであるトンダ エミスフェールは、モーリス・イヴ・サンドのコレクションから復元された懐中時計がアイデアのベースになっています。そのアンティーク時計にはふたつのムーブメントが搭載されていて、それぞれが別のタイムゾーンを計時します。

それぞれのタイムゾーンを分単位で個々に、正確に設定することができるその歴史的な時計に感銘を受けたミシェル・パルミジャーニは、四年間の研究開発を経て、メインムーブメントと「フォロワー」モジュールを含むメカニズムで、ふたつのタイムゾーンの計時に最適な精度を確保し、かつ視認性に優れたダイヤルを実現しました。

パントグラフ針の秘密

ミシェル・パルミジャーニが独自のものに変換したアンティーク時計機構が、2013年に発表されたオーバル パントグラフの特徴である、伸縮するパントグラフ針です。彼は1990年代後半に修復した懐中時計でこの針を発見して、同じ機構を腕時計に再現することを決意しました。パルミジャーニ・フルリエは、これに成功した唯一のウォッチメゾンです。

200年を経た複雑機構

19世紀初頭にヌーシャテルの時計師、ペラン兄弟によって製作された、珍しい複雑機構を備えたもうひとつのアンティーク懐中時計が、2011年に発表されたトリック キャピトルにインスピレーションを与えています。パルミジャーニ・フルリエの時計師たちは、この200年前の作品の珍しい「ワンダリングアワー(さすらう時間)」表示と半円形の窓を修復しただけでなく、腕時計にするために再構築しました。トリック キャピトルは、パルミジャーニ・フルリエを語る技術的成果のひとつとなっています。

芸術作品の修復

かえる

この復元された両生類のオートマタは、腹部を叩く複雑なハンマーシステムによって前方に跳躍します。

ピストルとシンギングバード

ミニチュアの銃身から飛び出すシンギングバードが、ユニークな歌を口ずさみます。

かいこ

いも虫の複雑な動きを模したオートマタは、内部にある精巧なメカニカルシステムによって駆動されます。

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